一級建築士独学diary 計画〜海外の住宅〜
今回は計画について勉強していきます。
私が今まで一緒に試験を受けてきた仲間を見てて感じるのが、計画が得意な人は日頃から周りの建物に興味を持ち、建築家の名前や作品を調べたり建築巡りしているような建築が”好き”が溢れている人だと思います。やはりそういう人は計画のセンスがありますね。
ただ、建築好きにも色々あって、意匠、構造、設備、施工、企画、開発など色んな人がいます。私は構造分野の建築好きなので、目に見えない部分でみんなの安全を守るヒーローだと思っていますが、たまに華やかなデザインで脚光を浴びるセンスの良い意匠を見ると憧れてしまいそうになります。しかし無理にセンスがある人に対抗するのはやめました。長年建築やってきてようやく自分に美的センスがないのに気づいたので。
試験も自分の好きな構造で挽回して、計画は足切りにならないように過去問を必死に覚えるだけ!と割り切ってます。
必死に暗記しても結局、見たことも聞いた事もない作品が出題されるわけで、山勘で勉強しても当たるはずがないし、その時間を別に使う事にしました。
計画は本試験で1発目に出される科目なので、とにかく午前の試験が終わった段階でやる気だけはなくしてしまわないよう頑張っていきましょう!
本日は海外の作品について勉強します。
作品関連はなかなか頭に残らなくて暗記が大変です。人によって暗記のやり方が違うと思うんですが、せっかくなので私の暗記方法を参考にご紹介します。
- タッセル邸(V.オルタ)
アール・ヌーヴォー建築。アール・ヌーヴォーは曲線の芸術的なデザインで、鉄やガラスを用いて表現しています。
私は腰が曲がったオルタ爺ちゃんの重そうな荷物をもってあげて助ける、たすける、たっける、タッセル。。てな感じで覚えてます。
間違いやすいのがアールデコ。アールと言えば曲線のイメージですが、これは直線のデザイン。ヌーヴォーが一点ものに対し、デコが大量生産できるため、ヌーヴォーからデコへ変化していったらしいです。
これも勝手におデコが平たい人を想像して、"直線"と結び付けてます。 - ロビー邸(フランク・ロイド・ライト)
プレーリーハウス(草原住宅様式)で水平に広がる直線美が特徴です。
高さを抑え、大地に水平に伸びた直線でシンプルな住宅。
私はライトさんの家のロビーにプレーリードッグがちょっとだけ顔を出し、直線上に並んでるイメージをしてます。 - サヴォア邸(ル・コルビュジェ)
近代建築の五原則。「ピロティ」「屋上庭園」「自由な平面」「水平連続窓」「自由な立面」を実現している住宅。
私はフリーランスで成功したヴォアっとしたパーマ頭のコルビュジェさんが、ピロティに高級車を置き、屋上庭園や連続窓からガウン姿でワイン片手に外を眺めてるイメージしてます。 - シュレーダー邸(ヘリット・リートフェルト)
デ・ステイルの無彩色の青、赤、黄の三原色で直線で無装飾のシンプルな住宅。フェルトさんが住宅に信号機を取り付け、信号機から3色のレーザー光線を放ち住宅を守るイメージしてます。 - イームズ自邸(チャールズ、レイ・イームズ)
形鋼やスチールサッシの工業製品を用いた再組み立て可能な住宅。新建材でのローコスト住宅の実験企画で建てられたようです。
私はイームズさんが、スチールの家を組み立てながらムズ!って言ってるイメージをしてます。
ざっとこんな感じで、私は人の名前から勝手に人物像を創り上げ、単語を組み合わせてその人の行動等でイメージしています。
では本日のまとめとして、その他の邸宅もキーワードと一緒に簡単に書き留めておきます。
その他の日本の住宅、集合住宅は下記に記載しています。
日本の住宅:一級建築士独学diary 計画〜日本の住宅〜 - 1級建築士になる日までdiary
集合住宅1:一級建築士独学diary 計画〜集合住宅1〜 - 1級建築士になる日までdiary
集合住宅2:一級建築士独学diary 計画〜集合住宅2〜 - 1級建築士になる日までdiary
それでは頑張り過ぎずボチボチやりましょう!